イオニゼーション Ionisation(エドガー・ヴァレーズ)

イオニゼーション、アイオニゼーション、イオニザシオンなど、カタカナ表記は一定していない。
言わずと知れた(?)打楽器音楽の古典的作品。
総勢13人による大規模作品です。
『Modern School for Snare Drum』にスコアが付属していることでも有名。

作曲者 Edgard Varèse

作曲年 1931年

出版 Ricordi

演奏形態 打楽器13重奏

使用打楽器
1:Crash Cymbal, Bass Drum, Cencerro
2:Gong, Tam-tam×2, Cencerro
3:2 Bongos, Snare Drum, 2 Bass Drum
4:Tenor Drum, Snare Drum
5:Siren, String Drum
6:Siren, Slap Stick, Guiro
7:Chinese Block×3, Claves, Triangle
8:Snare Drum, Maracas
9:Tarole, Snare Drum, Suspended Cymbal
10:Cymbals, Sleigh Bells, Tubular Bells
11:Guiro, Castagnnetes, Celesta
12:Tambourine, Anvil×2, Tam-tam
13:Slapstick, Triangle, Sleigh Bells, Piano
※英語表記はModern School準拠。ただし、簡略化している。
Cencerro: Cowbell、Tarole: Piccolo SD
また、Modern SchoolではGlockenspiel a clavier = Celestaとなっているが、Jeu de timbres (keyboard Glockenspiel)のことではないだろうか。
多くの場合、通常のGlockenspielで代用されている。

演奏所要時間 約6分。

曲目概要  ※この部分は若い頃に書いたものをそのまま流用しています。鵜呑みにしないで下さい!
ヴァレーズと言えば、アンドレ・ジョリヴェの師匠に当たる作曲家ですが、彼の作品の特徴はなんと言ってもふんだんに取り入れられた打楽器群でしょう。

この「イオニゼーション」は、おそらく史上初めてのほぼ音階を持たない楽器のみで作曲された楽曲です(もちろん、西洋芸術音楽では、の話ですが)。13人ものプレイヤーと40もの打楽器を必要とする、打楽器アンサンブルの古典中の古典です。とはいっても、楽器の量が多いだけではなく、特殊な楽器も数多く必要とするので、演奏したくてもそうなかなかできるものではありませんが。

ヴァレーズ自身の弁によると、カスタネットやタンバリンのように、民族性を持った楽器を多く取り入れているが、この曲においてはそれらは純粋にそれぞれの色彩を求められているそうです。

録音
4’33” (アマディンダ・パーカッション・グループ、ゾルタン・コチシュ)
Historic Works for Percussion Ensemble (The University of Michigan Percussion Ensemble)

投稿者: 泉 純太郎

フリーの打楽器奏者としてオーケストラや吹奏楽を中心に活動しており、現在までに日本センチュリー交響楽団、Osaka Shion Wind Orchestra(旧称:大阪市音楽団)、関西フィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、モーツァルト室内管弦楽団、エウフォニカ管弦楽団、日本ウィンド・アンサンブル『桃太郎バンド』、などのオーケストラ、吹奏楽団の演奏会に客演奏者として出演している。 アレクサンダー・テクニーク教師になるべくBodyChanceにて勉強中!

コメントを残す