ニール・デ・ポンテ

ニール・デ・ポンテは日本ではセレブレーションとコラール(祝典とコラール)の作曲者として有名ですが、実はオレゴン交響楽団の首席打楽器奏者です。なんと24歳の若さで入団したというから驚きです。マリンバ奏者としても活躍し、また指揮者としても名声を得ているそうです。 “ニール・デ・ポンテ” の続きを読む

マリンバとヴィブラフォーンのための協奏曲(ダリウス・ミヨー)

マリンバをソロ楽器とした音楽としては初期の名作。
「マリンバとヴィブラフォン」とありますが、下記の通り1人で両方ともを演奏します。

基本的に陽気な音楽で、マリンバ音楽にありがちな難解さはどこにもありません。
ミヨーの特徴である複調がふんだんに使われているため、演奏する際は注意が必要ですね。

実演の際、少なくとも現在一般的に使われているマリンバでは一部音を抜くなどの対処が必要となる箇所があります。(長身で腕の長い奏者だとできるのかもしれません)

尚、この曲は後年ピアノ協奏曲に編曲されているそうです。 “マリンバとヴィブラフォーンのための協奏曲(ダリウス・ミヨー)” の続きを読む

ドルシェツキー:ティンパニと管弦楽のための作品集

Georg Druschetzky: Works for Timpani and Orchestra

 昨年(2009年)没後190年を迎え、ハイドンやモーツァルトと同じ時代を生きた作曲家、ゲオルク・ドルシェツキーのティンパニ協奏曲集。作曲者自身がティンパニの経験があったこともあり(というかかなりの腕前だったらしい)、数少ない古典派のティンパニ作品を生み出しました。
曲はというと、もし、ハイドンやモーツァルトがティンパニ協奏曲を書いていたらこんな感じだっただろうなって感じです。古典派の様式とティンパニの音色が調和していて、お見事です。
お勧めの1枚。
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現代アメリカの”C”たち

The Contemporary American ‘C’

アメリカを代表する”C”で始まる5人の作曲家、コープランド、クレストン、クラム、カーター、ケージの室内楽の作品を集めたCDです。

聴き所はやはり世界中で活躍している打楽器アンサンブル『クロウマータ』が演奏したケージのセカンド・コンストラクションでしょう。 “現代アメリカの”C”たち” の続きを読む

ジョセフ・シュワントナー作品集

The Music Of Joseph Schwantner

アメリカの作曲家ジョセフ・シュワントナーの作品集。

シュワントナーは特に打楽器作品と吹奏楽曲で有名です。

マリンバ&打楽器独奏はエヴェリン・グレニー。
打楽器のソリストのパイオニアです。

以下3曲はいずれもShott Musicから出版されています。
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