プサッファ(ヤニス・クセナキス)

作曲者のクセナキスはルーマニアで生まれ育ち、大戦後フランスで暮らしたギリシャ人。建築が専門で、自身の曲にもそれを適応している。彼の曲は全て数学的に分析できるそうです。

「プサッファ」は紀元前6世紀ごろ存在した古代ギリシャの女流詩人の名前。この詩人は韻律を巧みにつけたそうで、音楽によってそれを表現したのがこの曲である。

尚、この曲の楽譜は通常の五線譜や音符を使用しておらず、升目に黒点を置いて演奏のタイミングを指示している。

コンクールや実際の演奏会でも取り上げられることの多い曲である。 “プサッファ(ヤニス・クセナキス)” の続きを読む

自分の動きへの気付き

連投です。前記事にて紹介したDVDで自分の演奏を見ていて気づいたことがありますので、それについて書きたいと思います。

Timpaniで長いロールをする時です。
それもおそらく強めに演奏する時かな?
肘を外に開いて、また戻す(専門的に言うと、上腕を内旋しつつ外転)という動きをしていました。
この動きは今まで一度も意識したことがなかったので、少々驚きました。

では、この動きは何なのか。
通常の奏法からロールに有利な奏法に移行するときに起きているので、おそらく、無意識に調整をしているのだと思われますが、実際のところわかりません。

この動きをやめるとどうなるのか、他の楽器ではどうしているのか、短いロールでやってみたらどうなるのか、などなど、これからの探求ポイントになりそうです!

課題曲完全攻略ガイド2017

随分長いこと放置してしまいました。
はい、生きています(笑)

さて、今日は宣伝です。
今年始め、ウインドアンサンブル奏様の「課題曲完全攻略ガイド2017」収録に初めて参加いたしました。
そしてその完成品がついに手元に届きました! “課題曲完全攻略ガイド2017” の続きを読む

Inspirations Diabolique (Rickey Tagawa)

リッキー・タガワ氏はジュリアード音楽院でエリオット・カーターやルチアーノ・ベリオらと共に作曲を勉強しているようです。この曲以外にも打楽器作品を多く作曲しているそうですが、残念ながら資料に乏しいので確認できません。
(imslpにRick Tagawa Masanoriという作曲家のページがありますが、同一人物でしょうか・・・?)

(2019/4 追記 以前Tagawa氏の隣人だったという方から情報を頂きました。)
Tagawa氏は日系3世だそうです。おそらく漢字表記は「田川」
Tagawa氏のweb site↓
http://www.72note.com/
インデックスからのリンクはありませんが、こちらのページに少しだけInspirations Diaboliqueの情報が載っています。
(追記終わり)

Inspirations Diaboliqueは、「悪魔の霊感」「悪魔の肖像」「悪魔の印象」など訳されますが、一般的に流布した邦題は無いようです。 “Inspirations Diabolique (Rickey Tagawa)” の続きを読む