現代アメリカの”C”たち

The Contemporary American ‘C’

アメリカを代表する”C”で始まる5人の作曲家、コープランド、クレストン、クラム、カーター、ケージの室内楽の作品を集めたCDです。

聴き所はやはり世界中で活躍している打楽器アンサンブル『クロウマータ』が演奏したケージのセカンド・コンストラクションでしょう。 “現代アメリカの”C”たち” の続きを読む

ジョセフ・シュワントナー作品集

The Music Of Joseph Schwantner

アメリカの作曲家ジョセフ・シュワントナーの作品集。

シュワントナーは特に打楽器作品と吹奏楽曲で有名です。

マリンバ&打楽器独奏はエヴェリン・グレニー。
打楽器のソリストのパイオニアです。

以下3曲はいずれもShott Musicから出版されています。
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サーティーン・ドラムス(石井眞木)

Thirteen Drums for percussion solo, op.66

打楽器ソロ作品の中でも演奏頻度が高い作品。
太鼓13個というと、揃えるのが難しいように思えてしまうが、ボンゴ、和楽器などとにかく膜鳴楽器であれば何でもいいので、意外と揃え易い。
ただ、難易度が高いので、取り組むにはそれなりの準備期間が必要。 “サーティーン・ドラムス(石井眞木)” の続きを読む

プサッファ(ヤニス・クセナキス)

作曲者のクセナキスはルーマニアで生まれ育ち、大戦後フランスで暮らしたギリシャ人。建築が専門で、自身の曲にもそれを適応している。彼の曲は全て数学的に分析できるそうです。

「プサッファ」は紀元前6世紀ごろ存在した古代ギリシャの女流詩人の名前。この詩人は韻律を巧みにつけたそうで、音楽によってそれを表現したのがこの曲である。

尚、この曲の楽譜は通常の五線譜や音符を使用しておらず、升目に黒点を置いて演奏のタイミングを指示している。

コンクールや実際の演奏会でも取り上げられることの多い曲である。 “プサッファ(ヤニス・クセナキス)” の続きを読む

Inspirations Diabolique (Rickey Tagawa)

リッキー・タガワ氏はジュリアード音楽院でエリオット・カーターやルチアーノ・ベリオらと共に作曲を勉強しているようです。この曲以外にも打楽器作品を多く作曲しているそうですが、残念ながら資料に乏しいので確認できません。
(imslpにRick Tagawa Masanoriという作曲家のページがありますが、同一人物でしょうか・・・?)

(2019/4 追記 以前Tagawa氏の隣人だったという方から情報を頂きました。)
Tagawa氏は日系3世だそうです。おそらく漢字表記は「田川」
Tagawa氏のweb site↓
http://www.72note.com/
インデックスからのリンクはありませんが、こちらのページに少しだけInspirations Diaboliqueの情報が載っています。
(追記終わり)

Inspirations Diaboliqueは、「悪魔の霊感」「悪魔の肖像」「悪魔の印象」など訳されますが、一般的に流布した邦題は無いようです。 “Inspirations Diabolique (Rickey Tagawa)” の続きを読む