ドルシェツキー:ティンパニと管弦楽のための作品集

Georg Druschetzky: Works for Timpani and Orchestra

 昨年(2009年)没後190年を迎え、ハイドンやモーツァルトと同じ時代を生きた作曲家、ゲオルク・ドルシェツキーのティンパニ協奏曲集。作曲者自身がティンパニの経験があったこともあり(というかかなりの腕前だったらしい)、数少ない古典派のティンパニ作品を生み出しました。
曲はというと、もし、ハイドンやモーツァルトがティンパニ協奏曲を書いていたらこんな感じだっただろうなって感じです。古典派の様式とティンパニの音色が調和していて、お見事です。
お勧めの1枚。
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現代アメリカの”C”たち

The Contemporary American ‘C’

アメリカを代表する”C”で始まる5人の作曲家、コープランド、クレストン、クラム、カーター、ケージの室内楽の作品を集めたCDです。

聴き所はやはり世界中で活躍している打楽器アンサンブル『クロウマータ』が演奏したケージのセカンド・コンストラクションでしょう。 “現代アメリカの”C”たち” の続きを読む