マリンバとヴィブラフォーンのための協奏曲(ダリウス・ミヨー)

マリンバをソロ楽器とした音楽としては初期の名作。
「マリンバとヴィブラフォン」とありますが、下記の通り1人で両方ともを演奏します。

基本的に陽気な音楽で、マリンバ音楽にありがちな難解さはどこにもありません。
ミヨーの特徴である複調がふんだんに使われているため、演奏する際は注意が必要ですね。

実演の際、少なくとも現在一般的に使われているマリンバでは一部音を抜くなどの対処が必要となる箇所があります。(長身で腕の長い奏者だとできるのかもしれません)

尚、この曲は後年ピアノ協奏曲に編曲されているそうです。 “マリンバとヴィブラフォーンのための協奏曲(ダリウス・ミヨー)” の続きを読む

ミヨー:フランス組曲/マリンバ協奏曲(ペーター・ザードロ/チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル)

Roussel: Orchestral Suites; Milhaud: Suite Francaise, Marimba Concerto

ミヨーといえば打楽器協奏曲が有名ですがw、こちらのマリンバ協奏曲もとても素晴らしい曲です。
で、この録音の何がすごいって、オーケストラが世界的なメジャーオケ、指揮もチェリビダッケという超豪華仕様なんです(笑)
打楽器やティンパニの協奏曲って、録音自体が相当少ないのですが、見つかったとしても、「指揮者・・・だれ?オケは・・・聞いたこと無いな」みたいな時が多いのです(失礼)
なので、チェリ&ミュンヘンという、世界的評価の高い組み合わせで録音されているのは相当貴重。
しかもザドロは当時ミュンヘン・フィルのティンパニ奏者だったので、いわばホームグラウンド。
これは・・・買いです(笑)

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