今回は2月に行った「第7回 打楽器奏者のためのアレクサンダー・テクニーク研究会」の内容をまとめたいと思います。
例によってアドヴァイスはAT教師の山口氏です!
この日のテーマはズバリ「ティンパニ」!
・音を変える際に視線がゲージに集中してしまう
・不本意にリム・ショットをしてしまう
・4台をフルに使った際、楽器間の移動がうまくいかない。
といった問題に取り組みました!
また、この他に「立奏時の楽器の配置」も話題に登りました。
今回はこの中から「音を変える際に視線がゲージに集中してしまう」ことについて詳しく書いていこうと思います。
さて、オーケストラや吹奏楽でティンパニ奏者がやっていることってたくさんありますよね?
楽器を叩く、バチを持ち替える、ペダルを操作して音を変える、楽譜を見る、譜めくりをする、指揮者を見る、他の奏者を見る…etc
この中で「叩く」と「音変え」を同時にする時、私は意に反してゲージを凝視する癖がありました。
ところが、演奏中に目は指揮者や楽譜を見ることに使いたいですよね。
そこでいろいろと解決法を探っていくことにします。
まず山口氏が着目したのは「目」ではなく、「脚(足)」でした。
目が固まるのにそれを止めることができないということは、原因は他にあるという判断です。
※以下、バランスアクション方式の楽器(Perl、YAMAHA、ラディックなど)だという前提で話を進めます。
・ペダルと足との関係
私は今まで、ペダルの方向に合わせて足を置いていました。
ですが、つま先は少し外に開いていた方が脚(足首から上)は動かしやすいのです。
こうすることで、膝の向きと足の向きが一致し、股関節が自由になり、上体をより自由に使えるようになります。
全体像を見比べてみましょう。
見た目にも安定具合がまったく違いますね。
ただ、私の場合、確かに上体は自由になったのですが、肝心の「目」の使い方はそれほど変わりませんでした。
そこで、次のアイデアに移ったのですが、長くなってきたので次回にしたいと思います。
「第7回 打楽器奏者のためのアレクサンダー・テクニーク研究会 〜Timpani-音を変える際に視線がゲージに集中してしまう-編 前半〜」への1件のフィードバック