ボディマッピングの勉強に役立つ本、アプリ

アレクサンダー・テクニークを実践するあたって学ぶものの一つに「ボディマッピング」というものがあります。
(BodyChanceではBodyThinkingといいます。多分同じものです(笑)僕が取得しているBodyThinkingコーチ資格は、これを教えるための資格です。)

多くの人は、「頭のなかに思い描いている体の構造(地図)」と、「実際の構造」にズレがあるんですね。(例えば、「腕の付け根はどこか」という問いに多くの人は肩を指しますが、実際には「胸鎖関節」という、首の少し下にある関節が腕の付け根です)
このズレが、動きの質を悪くしたり故障の元となったりするわけです。逆に一致させていくと動きが良くなっていきます。

その「ボディマッピング」を勉強するのに僕が使っている本やアプリを紹介していこうと思います。

新動きの解剖学

外せない1冊がこれ。体の構造(骨格や筋肉)を「動き」という観点から解説しています。
Body Chanceで教科書として使用している本でもあります。
わかりやすい図が載っていて、とても良い本なのですが、残念ながら日本語版には大量の誤訳があります。
表情筋が載っていないのも残念!

 改訂版 ボディ・ナビゲーション

上記「動きの解剖学」が誤訳だらけ、表情筋が載っていない、と言った部分を補う目的で買ったのがこの本。
本来は治療師の方が触診を勉強するためのものです。
そのため、パートナーに触れることで身体の構造を理解するように書かれています。(触れない部分の解説ももちろんあります)
指標点が多く記されているところもGood。

team Lab Body

スマホ、タブレットで使える解剖学アプリ。(リンクはiOS版)
日本で開発されたものなので日本語が完璧(笑)
各組織(骨、筋肉など)の個別の解説も読めます。
そして最大の特徴が”Bone Motion”機能。
腕を上げるなどの動作の時に骨格がどう動いているかを動画で見ることができます(3Dなので全方位から)
難点は性別が女性で固定されていること。男女で身体の構造が違うので(筋肉も若干違う)疑問を感じるところ。

ヒューマン・アナトミー・アトラス2018エディション – Visible Body

Visible Bodyによるアプリ(リンクはiOS版)
teamLabBodyでは骨格の動きが見れましたが、こちらは主要な筋肉の動きを確認できます。
さらに、特定の動き(肘を曲げる等)に関係する筋肉をひと目で分かるように表示してくれるなど、とても重宝します。
自動翻訳で日本語化してるっぽいので、日本語が怪しいのが玉に瑕。

 

と言った感じで紹介しましたが、まだまだ良い教材はたくさんあります。
そして、知識だけを身につけても、実際の動きの中で腑に落ちなければ効果は半減です。
如何に実践していくかが大事ですね!

投稿者: 泉 純太郎

演奏依頼、レッスン依頼受付中! 個人レッスン、グループレッスン、吹奏楽指導etc 「身体の構造」に基づいた「身体の使い方」も教えます! フリーの打楽器奏者としてオーケストラや吹奏楽を中心に活動しており、現在までに日本センチュリー交響楽団、Osaka Shion Wind Orchestra(旧称:大阪市音楽団)、関西フィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、モーツァルト室内管弦楽団、エウフォニカ管弦楽団、日本ウィンド・アンサンブル『桃太郎バンド』、などのオーケストラ、吹奏楽団の演奏会に客演奏者として出演している。 アレクサンダー・テクニーク教師になるべくBodyChanceにて勉強中!

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