Tenor Drum / Caisse Roulante / Tenortrommel
膜質打楽器(いわゆる太鼓)の一種。一般的には、響線を付けない胴長の太鼓を指す。Snare Drumよりも胴長で、Bass Drumよりも小振り。サイズはTom-tomに近いが余韻はそれよりも短い。響線を付けるField Drumとよく間違われる(作曲家が間違っている場合もあるらしい)ので注意。代用する場合は、Field Drumや深胴のSnare Drumで響線をオフにするか、Tom-tomをミュートするなどして余韻を減らすなど、幾つかの方法がある。
稀に中太鼓と言われることがある。
各国の表記
英語・・・Tenor Drum
ドイツ語・・・Tenortrommel
フランス語・・・Caisse Roulante
使用される曲
オネゲル:Pacific 231
バーンスタイン:不安の時代
ヴァレーズ:Ionisation
その他
前述のとおり、Field Drumとよく混同される。さらに、Tabor(Tambour de Provence)など、紛らわしい楽器がいくつかあるので、作曲家(編曲家)がどういう楽器を想定していたのか、よく調べる必要がある。
(最終更新日:2018/9/10)