パーカッション・アート・カルテットは男性3人、女性1人で構成されたドイツの打楽器アンサンブル。非常に幅広いレパートリーを持っているそうです。 マリンバ・スピリチュアルは置いといて(笑)、全体的に非常にクオリティが高いです。 特にロサウロはお勧め。色彩感溢れる演奏が楽しめます。
Stick Attack
演奏者:Percussion Art Quartet
収録曲:
ジョン・ケージ – John Cage (1912-1992)
・サード・コンストラクション – Third Construction
サード・コンストラクション(第3コンストラクションとも言う)は打楽器アンサンブルの古典とも言うべき名作。おもちゃ箱のように数多くの楽器を駆使する難曲としても知られています。打楽器奏者なら1度は取り組みたい曲です。
三木稔 – Minoru Miki (1930-)
・マリンバ・スピリチュアル – Marimba Spiritual
言わずと知れた日本マリンバ音楽の名曲。「魂鎮め」「魂振り」の2部構成になっている。 この曲、個人的にどうしても外人さんの演奏には違和感を感じます。どれも一様に豪快(≠力強さ)で明るく、ノリノリなのです。掛け声も楽しそう(笑)なんだかなー、と思います。(日本人の演奏する西洋音楽はどうなんだと言われると反論はできませんが) 後半の太鼓の選択は、1st:カウベル?→ロートトム?、2nd:ティンバレス?、3rd:ティンパニ→カシシ?でしょうか。1stはアンヴィルのようにも聴こえます。掛け声は有る時と無い時がありますね。マリンバ、なぜか時々トリルを省略しています。
ジークフリート・フィンク – Siegfried Fink (1928-2006)
・Tangents
ジークフリート・フィンクはドイツの打楽器奏者。打楽器音楽を発展に導いた作曲家の一人でもあります。ソロ、アンサンブルを問わず数多くの作品を遺しました。
ネイ・ロサウロ – Ney Rosauro (1952-)
・ブラジルの神話 – Mitos Brasilieros
ロサウロはブラジルの打楽器、マリンバ奏者。日本では「マリンバと打楽器アンサンブルのための協奏曲」が有名ですが、他にも多くの曲を書いています。 そのうちの一つ、「ブラジルの伝説」は代表曲の一つ。アマゾンにでも迷い込んだかのような錯覚を覚える、遊び心溢れる、色彩豊かな楽しい曲です。
最終更新日:2019/2/7
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