以前、Twitterでこんなつぶやきをしました。
弱奏の細かいパッセージが苦手なのは、弱奏に移る時に左手が上がってしまうのが原因だと思っていた。 左が上がる原因を探るため、鏡を使ってじっくり観察したら、右肩が僅かに下がるのが見えた。 左が上がっていたのではなく、右が下がっていたのだ。 思い込んでいた原因と、実際の原因が違っていた。
今日は、これについてもう少し掘り下げていこうと思います。
上記のツイートをしてから、自分をよりじっくり観察しました。
それでわかったのは、左よりも右のほうが上腕二頭筋が硬いということ。
上腕二頭筋というのは、肩甲骨から始まり上腕(二の腕)を通過して橈骨(前腕の2つある骨のうち親指側)にくっついている、いわゆる「力こぶ」を作る筋肉です。
この筋肉の主な作用は「肘を曲げる(肘関節の屈曲)」と「腕全体を前に上げる(肩関節の屈曲)」そして「肘から先の部分を外側に回す(下を向いている手のひらを上に向ける動き/前腕の回外)」です。
つまり、上腕二頭筋の動きは肩、肘、肘から先、というように腕全体の動きに影響が出るんですね。
肩関節の動きが制限されることで、鎖骨や肩甲骨の動きに影響が出て、その結果、右肩が下がっていたのだと思います。
そして、付け根の部分が固まっていると、末端(指先)の繊細な動きが損なわれ、弱奏が不安定になっていたんですね。
今は、USK氏に助言をもらい、「ストローク時に肘が動くことを許す」というシンキングを練習時に混ぜています。
少しずつですが改善されてきたかな?というところです。
タイトルに「ストローク」って入れましたが、触れずに終わってしまいました(^^;;)
また別記事を上げたいと思います。
上腕二頭筋とストローク②書きました!(2月12日)
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