最近、私が教えに行った学校で手革の切れかけたシンバルを見かけました。(手革とは、シンバルを演奏する際に持ち手となる部分です)
シンバルは結構な重さがあるので、演奏していくうちに楽器と手革が擦れて手革が削れていきます。
残念ながら劣化した手革の画像がないので、今度見かけたら激写しておきます(笑)
そして、これを放置したまま演奏を続けていると、いつかは切れてしまいます。
切れた時何が起きるでしょう?
そう、下に落ちます。
下には何がありますか?
そう、足があります。
前述のとおり、シンバルは結構重いです。足の上に落ちたら・・・
当たりどころが悪ければ普通に骨折します。
最近は Amazon(楽天でもなんでも)でポチッとすれば次の日には届きます(多分)
たかだか数千円です。生徒さん、団員さん、あなた自身がけがをする前に交換をしましょう!
ちなみに、Pearlさんからはパッドと一体になったものも販売されています・・・が、個人的には推奨しません。
なぜ推奨しないのかというと、
- 音に影響する
楽器に布を接触させるわけですから、当然響きが止まります - 楽器をコントロールする難易度が上がる
楽器と手の間にクッションがあるわけですから、楽器がブレる原因になります。
そのブレをなんとかしようと力んでしまうと、逆に痛めてしまうかも…これでは本末転倒です。
以上のような理由から、あまりおすすめはしていません。
ただし、初心者は付けたほうが良いです。
なんじゃそらって思うかもしれませんが、指と楽器が接触する部分には結構な負担がかかります。
慣れていないと皮がめくれるなど、痛いことになります。
なので、ある程度安定して叩ける用になるまでは手革を使用し、慣れてきたら無しにチャレンジ、がいいのではないでしょうか。
話を戻すと、Pearlさんの手革の場合、パッドを外すのにいちいち手革を外さないといけないんです。
これでは、初心者(1年生?)は付ける、慣れている人は外す、のような運用はできません。
なので、ジルジャンが販売しているような、簡単に付け外しができるものを推奨します。
*あくまで個人的な意見なので、悪しからず
最後に、手革の結び方を載せておきます(ジルジャンのカタログより拝借)
(最終更新日:2018/10/2)
「手革の切れかけたシンバルは早めの対処を! Cymbal Piatti Becken」への1件のフィードバック