今更ですが、あけましておめでとうございます!
去年はブログ放置してしまいましたが、今年は定期更新していく所存です!
今年最初の投稿は演奏会のご案内です。
僕が社会に出た直後からお世話になっているモーツァルト室内管弦楽団のコンサート形式での「魔笛」公演。今年最初のティンパニでのお仕事です。
「魔笛」というと、モーツァルト4大オペラ(フィガロの結婚、コジ・ファン・トゥッテ、ドン・ジョヴァンニ)の一つに数えられますが、厳密にはこの「魔笛」のみオペラではなく、「ジングシュピール」です。日本語訳は「歌芝居」という言葉がよく使われますね。
誤解を恐れずにざっくり説明すると、「オペラ」は貴族(上流階級)向け、「ジングシュピール」は大衆向けです。
そんな魔笛ですが、特徴はグロッケンシュピール(鉄琴)が登場すること。
グロッケンシュピールといっても、今日一般的に使われている共鳴箱に入っていて2~4本のマレットで演奏するようなものではなく、いわゆる「鍵盤」の付いた楽器だったのではないかと言われています。
今ではチェレスタで代用されることも多いですが、ウィーンフィルではYAMAHAに特注した楽器を使用しているそうです。
現在のものと形が違うとはいえ、一般的によく演奏される管弦楽曲の中でグロッケンシュピールが使用された最も古い例ではないでしょうか。
と、グロッケンの話になってしまいましたが、今回使用するティンパニはモツ管所有のバロック・ティンパニ。
こちらも必聴です!(笑)
モーツァルト室内管弦楽団 第180回定期演奏会
〈モーツァルト・オペラシリーズ〉アンコール
モーツァルト 歌劇《魔笛》 K.620
(全曲・準オペラ形式・原語上演(セリフは日本語))
2018年1月14日(日)午後3時 いずみホール
一般5,000円(指定席)/ 学生1,000円(当日限定数発売)※小学生よりご入場いただけます。
ザラストロ:松下 雅人(バス)
夜の女王:四方 典子(ソプラノ)
タミーノ:諏訪部匡司(テノール)
パミーナ:鬼一 薫(ソプラノ)
パパゲーノ:西尾 岳史(バリトン)
パパゲーナ:西田真由子(ソプラノ)
弁者、僧:萩原 寛明(バスバリトン)
モノスタトス:橋本 恵史(テノール)
第一の侍女:津山 和代(ソプラノ)
第二の侍女:櫻井 孝子(ソプラノ)
第三の侍女:山田 愛子(メゾソプラノ)
第一の童子:朴 華蓮(ソプラノ)
第二の童子:山田 千尋(ソプラノ)
第三の童子:麻生 真弓(メゾソプラノ)
第一の武士:西垣 俊朗(テノール)
第二の武士:西垣 俊紘(バス)
合唱:モーツァルト記念合唱団(合唱指揮:益子 務)
コンサートミストレス: 鷲山かおり
指揮:門 良一
演出:西垣 俊朗
制作:西垣 俊朗、益子 務、門 良一