サード・コンストラクション(ジョン・ケージ)


打楽器アンサンブルの古典として知られるジョン・ケージの3曲の「コンストラクション」の最後の1曲。「第3コンストラクション」とも表記される。
3曲中最も演奏頻度が高い。
空き缶など、本来楽器ではないものを多用し、非西洋的な響きを作り上げている。 “サード・コンストラクション(ジョン・ケージ)” の続きを読む

トッカータ(カルロス・チャベス)

打楽器アンサンブルの古典的な名作である。
PAS (the Percussive Arts Society) の「最も演奏されている打楽器アンサンブル楽曲リスト」なるものに掲載されているらしいです。(管理人はPASの会員ではないので確認不能)

元はアメリカの作曲家、ジョン・ケージから進められてこの作品に着手しました。しかし、ケージのアンサンブルは演奏しなかったそうです。

曲は3つの楽章で構成されています。おおまかに序、緩、急です。 “トッカータ(カルロス・チャベス)” の続きを読む

ゲインズボロー(トーマス・ゴーガー)

トーマス・ゴーガーはボストン交響楽団の打楽器奏者でした。
曲名は、作曲当時彼が住んでいたところの近くにあった「ゲインズボロー通り」からとられたそうです。
この曲はいわゆる現代音楽ではなく、明確な調性を持っています。
旋律も親しみ易く、色彩豊かな和声を持っていることから、日本やアメリカではアマチュア演奏家も含めて非常によく演奏されます。
昔はアンサンブル・コンテストでもよく演奏されていました。

Gainsborough for Five Percussion Players

作曲者 Thomas Gauger (トーマス・ゴーガー)
作曲年 1965年
出版 Southern Music
演奏形態 打楽器5重奏

使用打楽器
1st. Marb., Vib. Tri.
2nd. Marb., Glock.
3rd. S.D., Gong, Glock., Chime, Tri., Tom*2
4th. Timp.*4, Tri.
5th. B.D., C.Cym., Sus.Cym.*2, Gong

・楽譜の指定では2ndがB.D.を叩く箇所もある。
・5thはB.D.にCym.を装着するか、Sus.Cym.を裏返したものを用意して、一人でB.D.とCym.を演奏する。

演奏所要時間 約12分~13分

録音
新・管楽アンサンブル名曲集 金管、打楽器アンサンブルの魅力 (パーカッション・グループ72)
打楽器の彩典 (埼玉打楽器合奏団 ザ・サークル’90”)
パーカッション・アンサンブルI (上野信一とフォニックス・レフレクション)
華麗なるパーカッションアンサンブルの世界 (岡田知之打楽器合奏団)
・上野信一 & Phonix Reflexion iTunes Amazon
・Elbtonal Schlagwerk iTunes Amazon
・Percussion Project iTunes Amazon
・Philadelphia Percussion Project iTunes Amazon
・Emerald Ridge High School Symphonic Percussion Ensemble iTunes
・University of Dayton Percussion Ensemble Drumline iTunes

(最終更新日:2018/11/5)


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    フック(グラハム・フィトキン)

    中級以上の打楽器アンサンブルでよく演奏される曲です。
    全員がマリンバで4本マレットを要求されますが、それほど難しくないパートもあるので、2人ほどマリンバが得意な奏者がいれば十分演奏可能です。

    むしろキック・ドラムを踏みながら演奏することのほうが困難かもしれません。
    とてもゆっくりから練習し、いかに脚の動きと腕の動きを統合するかがポイントです。 “フック(グラハム・フィトキン)” の続きを読む

    ヴィブラフォンとマリンバのための「トッカータ」(アナス・コッペル)

    上級者向け打楽器2重奏曲。マリンバもヴィブラフォンもかなりの技術を要する。
    ただ、それに見合うだけの豊かな音楽があるため、よく演奏されている。

    タンゴやワルツ、フーガといった様々な要素が含まれており、演奏時の凄まじい視覚効果もあいまって、成功すれば客受けは期待できる。
    ただ技術を見せたいだけなら他の曲を選ぶべし。 “ヴィブラフォンとマリンバのための「トッカータ」(アナス・コッペル)” の続きを読む