MARKUSSION Heavy Loaded Percussion Recital

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スウェーデンの打楽器奏者マーカス・レオソン(と読むのかどうかは不明)の打楽器ソロ作品集。
日本でもおなじみのスタンダードレパートリーから比較的新しいマニアックな曲まで収録されています。
ちなみにこのCDの収録曲はすべて出版されているようです。

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演奏者
マーカス・レオソン(打楽器) – Markus Leoson (percussion)
ハインリヒ・シフ指揮 スウェーデン放送交響楽団 – Heinrich Schiff (conductor) & Swedish Radio Symphony Orchestra

収録曲
A.マッソン – Askell Masson (1953-)
①Frum – a drum song 5’04
Askell Massonはアイスランドの作曲家。あまり日本では知られていないですね。
”Frum”はその名のとおりフラム(装飾音)が多用されている作品。
複数の太鼓を使うようです。

モートン・フェルドマン – Morton Feldman (1926-1987)
②デンマークの王 – The King of Denmark 6’28
”デンマークの王”はコンクールでも頻繁に取り上げられるマルチ・パーカッションの代表作。
作曲者のモートン・フェルドマンはジョン・ケージから影響を受けたアメリカの作曲家。
様々な楽器を駆使した比較的静かな作品。

ヤニス・クセナキス – Iannis Xenakis (1922-2001)
③プサッファ – Psappha for percussion solo 12’35
「プサッファ」はクセナキスのあまりにも有名な作品。
マス目のような楽譜と8割がた演奏者にゆだねられた楽器指定など、他にはあまり見られない特色を持っています。
打楽器奏者なら1度は取り組みたい1曲。

P.ルーザス – Poul Ruders (1949-)
④アラーム – Alarm – a thriller for percussion 6’16
副題を無理やり訳すと「打楽器のための恐怖作品」・・・とでもなるのでしょうか?
作曲者曰く、「短い恐怖作品で、映像のない映画音楽のようなもの」・・・・・・らしいです(汗)。
静かだと思ったら突然鋭い音が奏されたり、いきなり緊張が走ったりなど、ホラー映画っぽい仕上がりになっています。

A.マッソン – Askell Masson (1953-)
⑤Prim for snare drum 5’47
”Prim”は小太鼓ソロの作品です。なかなか面白いです。

エックハルト・コペツキ – Eckhard Kopetzki (1956-)
⑥つぼの踊り – Topf-Tanz 7’27
打楽器作品を数多く作曲しているコペツキの「つぼの踊り」。
太鼓とブレーキドラムという比較的シンプルな作品。
演奏難易度もそれほど高くなく、マルチ入門に適しているかもしれません。

石井眞木 – Maki Ishii (1936-2003)
⑦サーティーン・ドラム – Thirteen Drums 8’23
言わずと知れた石井眞木の名作。
太鼓を13個使うという一見シンプルだが楽器の選択には非常に気を使う。
難易度もかなり高く、気軽に取り組めるものではないです。
しかし、この演奏、早すぎます。絶対に楽譜通り叩いていない気が・・・(笑)

ユーハン・ハンメルト – Johan Hammerth (1953-)
⑧打楽器協奏曲 – Concerto for Percussion & Orchestra 21’52
スウェーデンの作曲家Hammmerthの「管弦楽と打楽器のための協奏曲」。
かなり多くの楽器と多彩な奏法、高度な技術を駆使した難易度の高そうな作品。
オーケストラも凄まじい事になっているようです。
付属のブックレットにある写真を見る限り、音数のわりにセッティングはコンパクトです。
レーベル Nosag Records
カタログ番号 NOSAGCD071

(最終更新日:2016/04/20)

投稿者: 泉 純太郎

演奏依頼、レッスン依頼受付中! 個人レッスン、グループレッスン、吹奏楽指導etc 「身体の構造」に基づいた「身体の使い方」も教えます! フリーの打楽器奏者としてオーケストラや吹奏楽を中心に活動しており、現在までに日本センチュリー交響楽団、Osaka Shion Wind Orchestra(旧称:大阪市音楽団)、関西フィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、モーツァルト室内管弦楽団、エウフォニカ管弦楽団、日本ウィンド・アンサンブル『桃太郎バンド』、などのオーケストラ、吹奏楽団の演奏会に客演奏者として出演している。 アレクサンダー・テクニーク教師になるべくBodyChanceにて勉強中!

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