作曲者のクセナキスはルーマニアで生まれ育ち、大戦後フランスで暮らしたギリシャ人。建築が専門で、自身の曲にもそれを適応している。彼の曲は全て数学的に分析できるそうです。
「プサッファ」は紀元前6世紀ごろ存在した古代ギリシャの女流詩人の名前。この詩人は韻律を巧みにつけたそうで、音楽によってそれを表現したのがこの曲である。
尚、この曲の楽譜は通常の五線譜や音符を使用しておらず、升目に黒点を置いて演奏のタイミングを指示している。
コンクールや実際の演奏会でも取り上げられることの多い曲である。 “プサッファ(ヤニス・クセナキス)” の続きを読む