プサッファ(ヤニス・クセナキス)

作曲者のクセナキスはルーマニアで生まれ育ち、大戦後フランスで暮らしたギリシャ人。建築が専門で、自身の曲にもそれを適応している。彼の曲は全て数学的に分析できるそうです。

「プサッファ」は紀元前6世紀ごろ存在した古代ギリシャの女流詩人の名前。この詩人は韻律を巧みにつけたそうで、音楽によってそれを表現したのがこの曲である。

尚、この曲の楽譜は通常の五線譜や音符を使用しておらず、升目に黒点を置いて演奏のタイミングを指示している。

コンクールや実際の演奏会でも取り上げられることの多い曲である。 “プサッファ(ヤニス・クセナキス)” の続きを読む

Inspirations Diabolique (Rickey Tagawa)

リッキー・タガワ氏はジュリアード音楽院でエリオット・カーターやルチアーノ・ベリオらと共に作曲を勉強しているようです。この曲以外にも打楽器作品を多く作曲しているそうですが、残念ながら資料に乏しいので確認できません。
(imslpにRick Tagawa Masanoriという作曲家のページがありますが、同一人物でしょうか・・・?)

(2019/4 追記 以前Tagawa氏の隣人だったという方から情報を頂きました。)
Tagawa氏は日系3世だそうです。おそらく漢字表記は「田川」
Tagawa氏のweb site↓
http://www.72note.com/
インデックスからのリンクはありませんが、こちらのページに少しだけInspirations Diaboliqueの情報が載っています。
(追記終わり)

Inspirations Diaboliqueは、「悪魔の霊感」「悪魔の肖像」「悪魔の印象」など訳されますが、一般的に流布した邦題は無いようです。 “Inspirations Diabolique (Rickey Tagawa)” の続きを読む

カタミヤ(エマニュエル・セジョルネ)

ルクセンブルク国際打楽器コンクール1995の課題曲として作曲された後、優勝者(神谷百子氏、Katarzyna Mycka氏 )に贈られた曲。

作曲者のセジョルネ自身が打楽器、マリンバ奏者なので、非常にマリンバらしい音楽である。 “カタミヤ(エマニュエル・セジョルネ)” の続きを読む

ネボイシャ・ヨヴァン・ジブコヴィッチ(作曲家/演奏家)

Nebojša Jovan Živković(Nebojsa Jovan Zivkovic)

ジブコヴィッチは近年日本でも人気を博している作曲家であり、自身も高く評価をされた打楽器、マリンバ奏者です。
特にマリンバの「イリヤーシュ」、打楽器3重奏の「トリオ・パー・ウノ」はプロ・アマ問わず高い人気があり、頻繁に演奏されています。 “ネボイシャ・ヨヴァン・ジブコヴィッチ(作曲家/演奏家)” の続きを読む

サーティーン・ドラムス(竹原美歌)

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若手打楽器奏者竹原美歌さんのデビューCD。主に日本とヨーロッパで活動されているそうです。
打楽器音楽のスタンダードともいえる曲目が収録されています。(小櫻氏の曲だけは竹原さんのために書き下ろした新曲だそうです。) “サーティーン・ドラムス(竹原美歌)” の続きを読む