6台のティンパニと管弦楽のためのパルティータ ハ長調(ゲオルク・ドルシェツキー)

珍しい古典派の協奏曲。 作曲者自身ティンパニの名手であったと伝えられています。
古典派でありながら2つを大きく超える数のティンパニを使用し、メロディーを受け持たせることもあったそうです。

この曲では6台のティンパニをGABCDEとチューニングし、旋律を奏でさせています。 とはいってもティンパニのみではなかなか旋律に聴こえにくいので、フルートやヴァイオリンとユニゾンで鳴らすことにより浮き立たせています。
曲中2箇所、無伴奏のカデンツァが登場します。

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吉松隆 交響曲第6番/マリンバ協奏曲《バードリズミクス》

吉松隆氏のマリンバ協奏曲ということで、予約注文して購入。
Amazon MP3やiTunesなどのデジタル版も販売されているが、ブックレットの付くCD版が個人的にはおすすめ。

吉松隆氏の打楽器作品は、個人的にはどの曲もジャングルを連想する。
「鳥」がテーマになっていることが多く、鳥の鳴き声の模倣が随所に散りばめられているからだろうか。
「鳥の鳴き声」を模倣しているといっても、メシアンのように固執しているという感じでもなく、まして難解でもない。(個人的にはメシアンは大好きですが)
なんというか、ちょうどいい感じ(?)

本CD収録のマリンバ協奏曲「バード・リズミクス」もそんな感じで個人的には完全にジャングル。
スコア未見なのでなんとも言えないが、多分ソロ・マリンバもオーケストラも超難しい。
でも、超楽しそう(特に3楽章)

ついでみたいになってしまったけど、カップリングの交響曲第6番「鳥と天使たち」の演奏には知り合いの打楽器奏者が参加している。デジタル版ご購入の際は是非この曲も一緒に(笑)

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パーカッション奏法 & リズム・アンサンブル

著者:石川武/リズム教育研究所
出版社:音楽之友社
価格:3,990円
教本のスタイル:奏法解説及びパターン集

ラテン・パーカッションの各楽器の紹介と解説、リズム・パターンの提示がされている。初心者にはもってこいの教本。現在は絶版となっており、後継として音源付きの『音を聴こう!CD版 パーカッション奏法&リズムアンサンブル』 が販売されています。若干内容が異なるようです。

 

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手革の切れかけたシンバルは早めの対処を! Cymbal Piatti Becken

最近、私が教えに行った学校で手革の切れかけたシンバルを見かけました。(手革とは、シンバルを演奏する際に持ち手となる部分です)

シンバルは結構な重さがあるので、演奏していくうちに楽器と手革が擦れて手革が削れていきます。

残念ながら劣化した手革の画像がないので、今度見かけたら激写しておきます(笑)

そして、これを放置したまま演奏を続けていると、いつかは切れてしまいます。 “手革の切れかけたシンバルは早めの対処を! Cymbal Piatti Becken” の続きを読む

打楽器と小管弦楽のための協奏曲(ダリウス・ミヨー)

Concerto pour Percussion et Petite Orchestra Op.109

西洋音楽史上初の音階を有しない楽器を中心とした打楽器協奏曲とされています。(と言ってもおもいっきりティンパニを使っていますが…)

曲自体はイ短調という明確な調性を持っており、いわゆる現代音楽ではありません。数少ない親しみやすい打楽器音楽として、多くの演奏家が演奏、録音しています。

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